「宝石って何ですか?」そう言われてすぐに答えられる人が何人いるでしょうか?「キラキラしていて、高価で、いろんな色があって」とぼんやり分かるのですが、説明してくださいと言われてさらりと答えられる人は少ないでしょう。
改めて宝石の定義とはなんなのでしょうか?
主な条件は3つ。
一つ目はなんといっても外観の美しさです。
一目見ただけで目を奪われる。
そんな特別な美しさはやはり宝石には欠かせません。
2つ目は稀少性です。
稀にしか産出されないからこそ、特別な宝の石としての価値が上がります。
そしてあまり知られていませんが、3つ目の条件として必要なのが耐久性です。
とりわけ硬度が高いことが非常に重要なのです。
硬度が低いとせっかくの美しさも砂埃などですぐ傷がつき鑑賞価値が下がってしまうからです。
一般的に硬度を表すモース硬度7以上とされています。
硬度以外の条件としては衝撃によって壊れないことや熱によって溶けないことが挙げられます。
しかし、中にはオパールや珊瑚、真珠のように、モース硬度7以下であってもその希少性や美しさから宝石として定義されるものもあります。