サファイア(SAPPHIRE)の選び方

サファイアについて

内包物は天然の証(サファイアの3つの評価点)

よいサファイアを見分けるためには、最高級にランクされるコーンフラワーブルー色のサファイアを100点満点の基準色として、80点以上をAクラス、60点以上をBクラス、40点以上をCクラスと採点されます。
サファイアを評価するポイントは、

1.カラー(色)
2.透明度(内包物)
3.輝き

の3点を軸に、総合的な観点で評価されます。

産地によるサファイアの違い

最高峰のコーンフラワーブルーサファイアの出産地として知られるのが、インドのカシミール地方です。
ビルマ産ブルーサファイアも濃いブルーが特徴で、石に透明度が有る場合は最高級の評価が付きます。ともに「焼き」が行われていない天然サファイアが多いのが特徴です。

しかし、現在、両国とも良質なサファイアは皆無といっていいほど産出されていません。
現在の主要出産国はスリランカ。透明度が高く、美しく輝く。その反面全体的な色がやや薄いものが多いが弱い光のもとでは美しく映え、色が濃いカシミール産とビルマ産が光が弱いとやや濃すぎて見えるのとは対象的です。

また、スリランカ産のサファイアはギウダという薄いベージュのサファイアの原石に、一定の高温を加えると青く変わる現状が起こる「焼き」が施されているものが多く、近年では鑑定書にはこれをエンハンスメントとして謳われており、ギウダも世界的にブルーサファイアとして認定されました。

ここ数年サファイアを産出するようになったマダガスカルは、カシミール産のAクラスに良く似た特徴を持ち、スリランカを凌ぐ特級品も産出されています。
タイやオーストラリア産のサファイアは、ブルーが黒すぎるのが特徴で下位にランクされています。

カラー価格基準表

青に劣らぬ美しさ「ファンシーカラーサファイア」

サファイアと聞くと、一般的にイメージするのが、心和ませてくれる美しい海のような、深い紺青色をたたえた石を想像しますが、サファイアにはイエロー、パープル、ピンク、グリーン、ゴールド、さらには無色透明なものまで、まさに虹色のようなカラーバリエーションが存在します。
この色相の違いは、コランダムの中に含まれる酸化クロムの入り具合や、他の金属原子(鉄やニッケル、チタン等)の含有率によって決まります。

ファンシーカラーサファイアの中でも、最高級にランクされるのが、スリランカのみで産出されるパパラチアと呼ばれるサファイア。
美しいだけではなく、スリランカのみという希少性から「キング・オブ・サファイア」と称号さえ与えられています。
このことからピンクサファイアを「パパラチア」といって販売されていることもあるため、鑑定書は必ず取り寄せるよう注意が必要です。
G.I.A.方式カラーグレーディング

官能的で情熱的な表情のルビーと落ち着きのある冴え冴えとした輝きを放つサファイアは、実はコランダム(鋼玉石)という同じ鉱物。
石中に含有されている酸化クロムの割合によって色が変化し、その中で情熱的な赤に輝く石をルビーとし、それ以外の色のコランダムをサファイアとして一括して呼ばれています。